2024.06.09
今回もちょっとコーヒータイムです。またかと言わず少しだけお付き合いください。
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本日は雨です。それでも傘をさして庭を歩いているのは実は庭のどこかにあるはずの砥石を探しているためです。裏庭には薬として植えていたドクダミがはびこって独特の匂いをさせながら白い花を咲かせています。長靴をぽくぽく履いて歩きまわっているのですが、はるか昔に見たはずの砥石が見つかりません。砥石とは刃物などを研ぐ石の事です。
うちの家に祖父の代から置いてある石で、昔から鎌や包丁を研ぐときに使っていました。最後に見たのは亡き父が鎌を研いでいる時でしたが、もう10何年前になります。それから砥石を見た記憶はありません。父はどこに砥石をしまったのでしょうね。砥石はなかなか売っているものではないので、いざとなると探すのが大変なのです。
肉を切っていて、包丁がなかなか切れないことに気づいたのは昨日の夜でした。もう包丁を研がないといけないなと思い、今朝から砥石を探しています。研ぐときは水が少し必要なので、井戸の周りかと思ったのですが、井戸の周りにはありませんでした。うちの井戸はどこかの猫が落ちてから使っていないので、どこか別のところに置いたのかもしれません。
仕方ないので、どんぶりの底、焼き物の釉薬がかかっていないざらざらしたところで包丁を研いでみましたが、私はあまりうまく研げないのです。うまい人は数回なでるだけで、それなりに切れるようにできるそうですが、私の場合はあまり変わりないようでした。包丁を研ぐのは難しいです。
私の家には確か、きめの荒い砥石と柔らかい砥石があり、最初に荒い砥石で研いで、仕上げに柔らかい方の砥石で研ぐのですが、なかなか見つかりません。水を付けて研がないとなかなか研げないので、水の近くにあるはずなのですがどこでしょう。明日晴れたらもう一度、庭を探してみようと思います。
砥石はなかなか普段家では使わないものなので、無造作にそこらへんに置いていましたが、今となっては貴重品です。包丁を買い替えた方がもしかしたら早いのかもしれませんね。
以上