2024.02.16
今回もちょっとコーヒータイムです。少しだけお付き合いください。
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昨日は暖かい日でしたが、今日は一気に寒くなりました。北風が強くて、暖房をした部屋の中にいても寒いです。1日の温度差が大きくて、身体がついていけません。昨日の夜は何となく暑い感じがしていたのに、今朝は寒くて布団からなかなか出られませんでした。起きなければならない時間より30分遅くなりました。それでも夜が明けるのが早くて、外の明るさで目が覚めました。
台所に立つと、はっさく(八朔)の淡い香りがします。柑橘系のすっきりした良い香りです。香りは良いのですが、私は実ははっさくが苦手なのです。しかし台所には大量のはっさくがあり良い香りを放っています。香りは良いのです。そこら辺の芳香剤とは比べ物にならない自然のよい香りなのですが、食べる果物としては苦手なのです。
私の家の車庫の前は小さい畑になっていて、みかんやらイチジクやらが植えてあります。はっさくも植えられている木の一つです。その小さい畑は私の土地ではありません。本当に小さな畑ですが、江戸時代に私の家から分かれた家のものです。今現在は、その家とはそのほど親しくもありません。ただのご近所です。そのご近所さんが実った果実を朝、収穫していたので『おはようございます』と普通に朝の挨拶をしたら、食べてくださいと、渡されたのが大量のはっさくでした。
いらないとは言えず、ついつい笑顔でもらったはっさくですが、どうしようと心の中では思いました。贅沢な悩みですが、もったいないので捨てるわけにもいかず、祖母がしていたようにジャムにするのも考えましたが、あまりに大量にあるので、ジャムにしてもそればかりを食べなければならないのはちょっと嫌なのです。はっさくの苦みが嫌いで苦手なのです。
覚悟を決めて朝のデザートに一つ食べることにしました。結果はやっぱり半分も食べたら苦さに手が止まりました。うーん。このまま芳香剤代わりに置いておくもの考えましたが、それではもったいないので、知人にあげることにしました。まだ新鮮なはっさくなので、好きならおいしいだろうと勝手に思って、知人にすべて押し付けました。知人は『おいしいのに』と言って受け取ってくれました。よかったです。無駄にならなくて…。
もらいもので売り物のはっさくではなく、家で食べるようのはっさくなので売り物のように見た目がよくないのですが、変なものは入ってないと思います。文字通りの自然栽培のものです。私は代わりにお菓子をもらいました。エビが入っているおせんべいです。
うーん。と深呼吸して、裏庭にいつの間にかたくさん咲いた水仙の香りを吸い込みながら、それでもはっさくの香りはよかったので、勝手なものですが、一つぐらいは置いていた方が良かったかな…などと思ったりもしました。朝、むいたはっさくの皮を取っておいて芳香剤の代わりにしばらく置いておこうなどと考えてしまいました。いつまで香りが持つか分かりませんが…。
以上