2023.05.05
今回も引き続きコーヒータイムです。少しだけ書いておきたいことがあります。お付き合いください。
近頃、値上げが激しく、何もかも値上がりした話は前に書きましたが、今回はそれで生活している近所の人や親戚の人から聞いた話を書きます。
会社勤めの方は賃上げが通ったそうですが、年金暮らしの人はそうはいきません。倹約しても追い付かないそうで、最後に何を倹約するかと言えば食費です。家賃や光熱費はどうしてもかかるので、最後に切り詰めるところはどうしても食費になるそうです。そして、材料を切り詰めても追いつかない場合は、食事を1食減らして1日2食にしてしのいでいるそうです。もちろん毎日です。それがずっと続いているそうです。おいしいものを食べるのを止めるのではありません。安い食料を買うお金がないのです。それが年金暮らしの方の現状だそうです。
そしてこれは親戚の方から聞いた話ですが、家に遊びに来た男の子がその家で出された食事を何度もお代わりするので、最初はおいしいからかと思って、『うちのご飯はそんなにおいしいか?』と聞くと、その男の子は家では食事が食べられないと言ったそうです。母親が男の子があまりご飯を食べていると機嫌が悪くなり、怒りだすとか…。まだ12歳だそうですが、育ち盛りの子供の食事の費用がないとか…。もちろんその子の母親もシングルマザーでパート勤めだそうですが、あまりな話だと思いました。今は住所が変わって、その男の子がどこにいるか親戚の人は知りませんが、かなり強烈に印象に残ったそうです。
テレビではおいしく料理する番組を多くやっていますが、料理する材料も買えない家庭がたくさんあることを政府は知っているのでしょうか。底辺への目くばせが全くできていないと思います。食事は生命にかかわる問題です。日本にあっても貧困のため食べたくても食べられない問題があります。それが全くの手付かずなのが心配です。年金も上がりませんし、パート勤めの人の給料が値上げに追い付くほど上がってもいないように思うのですがどうでしょう。日本の国民の生活のセーフティネットが全く追い付かない状況になっています。
増税どころの話ではないと思います。政治家の人たちはこの現状を分かっているのでしょうか。食事は毎日必ず必要なものです。議論をやってる時間もないと思います。
以上