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今回もちょっとコーヒータイムです。少しだけお付き合いください。

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企業や国の事、気象(天気)の占いの方は初回が半額の５．０００円(５千円)。

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あまりの暑さに冷たいものを飲んでいると、私の家の庭に突然、介護タクシーがやってきました。もちろん私は自分で自動車の運転ができるので、移動には自家用車を使います。交通量が多い市街にはバスで行きます。介護タクシーにはまだお世話になっていません。なので驚きました。

運転手の方は見知った方で、父の生前によくお世話になった方です。その方は、車イスが乗る自動車のドアを開けて迎えに来ました、と言います。私は訳が分からず、父は死にましたよ、その人に言いました。父の死はその人に直接言っていないのですが、ケアマネジャーの方は知っているので、その方も知っているだろうと思っていたのですが、残念ながら知らないようでした。話を良く聞くと同じ村の同じ名字の方が依頼したようで、その方の頭には父の印象が強く、名字だけで私の家に来たようでした。私の村には同じ名字の家が２件あり、住所も近いので郵便屋さんでも間違えることが時たまあります。江戸時代は親戚だったみたいで、もとは同じ家のものが分かれたようです。今は全くの他人になっています。

介護タクシーの方は間違いに気が付いて、あわてて本当の依頼主の家に行きました。その方も薄々は父がその方のタクシーに乗れる状態ではないことは知っていたようで、不思議に思っていたそうです。介護タクシーは普通のタクシーのように座って乗るだけなら、普通のタクシーでも代行できますが、車イスが乗るタクシーになると料金が高くなり、寝て運ぶ救急車のようなタクシーならもっと高いそうです。父の場合は酸素が必要だったので、酸素は１時間が３千円だったでしょうか。とにかく、普通のタクシーで５．０００円(５千円)もかからないところが片道だけで１万５千円以上していました。もちろん介護タクシーの運転手もヘルパー２級以上の資格を持った人です。直接、人を介助するにはヘルパー２級以上の資格が必要なのです。だから介護タクシーはかなりお金がかかります。昔は市の介護支援から介護タクシーのお金が出ていたそうですが、現在ではすべて自費です。

中には家族がわざわざ車イスが乗る自動車を買って、要介護の家族の送迎をする人もいます。それぐらい介護タクシーは高くつきます。病院にたびたび通うようになれば介護タクシーの費用はかなり大きいものになります。それでも一人では車イスの介助は大変なので、家族が最低二人はいなくてはいけません。一人で世話をする場合は高くても介護タクシーにお願いするしかないのです。

私の家に来た介護タクシーを見送りながら、本当の依頼者の顔を思い出して、あの人ももう介護タクシーが必要になったのかと驚きました。その人に最後にあった時はまだ自分の足で山道を歩いていたのです。一度、足腰が悪くなると高齢者はすぐに歩けなくなると言う話を思い出しました。

以上

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