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2022.08.26

星占い師の占いレポート 2022 ~コーヒータイム その35~ 怪談

今回もちょっとコーヒータイムです。少しだけお付き合いください。

 

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今年はゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる氏の生誕100年になるそうで、水木先生の展覧会などが開かれています。水木先生は魚座の太陽に蟹座の月の人でした。水の星座が強く感覚的に物事をとらえやすい人だったと思います。月に対して冥王星が重なっているので、幼い頃から冥界的なものに関心があったのではないかと思います。そして太陽に天王星が重なっているので、人と同じことはやりたくない人でした。そんな水木先生にちなんで今回は夏の終わりなので、怪談の話を書きます。怖い話が苦手な人はここから先は読まないでください。

 

これは祖母に教わった話です。戦争が終わり、祖母が祖父と自転車で町の闇市まで買い物に行った帰りの話です。私の家から近くの駅に行くまでは遠くて昔は自転車で行ったそうですが、その日は祖母は祖父の自転車の後ろに乗って町の闇市に行くために駅まで行って、帰りがけは日が暮れてしまって暗くなってから祖父の自転車の後ろに乗って帰っていたそうですが、祖父は早く帰るために近道をしたそうです。近道は池がある道で、日が暮れると真っ暗になります。そこは昔洪水があった時に牛や馬、そして人間の死体が流れ着いた場所で、近くの人は日が暮れると誰も通りません。それでも祖父は早く帰りたいために通ったそうです。

しばらく自転車を走らせていると遠くからガラガラと大八車を引くような音がしてきたそうです。その音は祖父の自転車のすぐ後ろでするようになりました。そこで祖父は大八車を先に通すために自転車を道の端にいったん止めたそうです。そうしたらその音も止まったそうです。祖父と祖母は後ろを振り向いてみましたが暗くて何も見えません。二人は顔を見合わせた後、また自転車を走らせました。すると、またガラガラと音が付いてきます。祖母は後ろを振り返りましたが、何も見えません。二人は怖くなって、祖父はあわてて全速で自転車をこいだそうです。それでもガラガラと音はついてきます。しばらく自転車を走らせると、村の神社の入り口の前に来たそうです。神社の入り口の前に来ると、後からついてきていた音がピタッと止んだそうです。そのまま祖父は家へ全速で自転車をこいで帰ったそうです。家についた後、祖父と祖母はあの音は何だったのだろうと話し合ったそうですが、結局何も分かりませんでした。もう二度とあの道は通るまいと思ったそうです。

 

現在はその道はトラックが走る大きな道になり、交通量も多くなりました。しかし、近くのタクシーの運転手は夜の8時を過ぎると通りたくない道なのだそうです。叔父(叔母の旦那)が急いでいた時に、その道を夜にタクシーで走ってもらう時に運転手の人からそう聞いたそうです。叔父は別に何もなかったと笑って言っていましたが、その叔父は父より早く亡くなりました。

 

以上

 

 

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