ブログ

今回もちょっとコーヒータイムです。今回は祖父の思い出を少し書こうと思います。少しだけお付き合いください。

お知らせです。

パソコンで占いの仕事をしています。

個人の悩み事や相談事は初回の方は半額の２．５００円(２千５百円)。

企業や国の事、気象(天気)の占いの方は初回が半額の５．０００円(５千円)です。

占いの支払い方法はコンビニ決済と銀行振り込みと選べるようにしました。

よろしければご利用ください。

問い合わせのコーナーを作りました。占いについての問い合わせや質問はメールで無料で随時受け付けています。尚、電話の問い合わせは現在は受け付けていません。

父の初盆のため８月１１日から１６日までをお盆休みにさせていただきます。

詳しくはホームページをご覧ください。

こちらです。ねこの星占い(ねこの硬派な星占い)https://nco1227.jp/ ⇔こちらをクリックすればホームページに行きます。

毎年、広島の原爆が投下された８月６日より前にお盆のお墓掃除をします。私の家のお墓は山の中にあり、放って置くと草まみれになります。そして江戸時代からのお墓もあるので、掃除が毎年大変なのです。今年は父の初盆なので、頑張って朝早くから掃除をしましたが、一時間半ぐらいでのびました。

なぜ毎年、広島の原爆の日の前に掃除をするかと言えば、祖父の命日が広島の原爆投下の日の近くであり、祖父自身が被爆者だからです。祖父は原爆が投下された時に仕事で広島の街にいました。祖父の仕事は鉄道関係で、祖母と結婚してすぐに広島で暮らしていましたが、父や叔母が幼い頃に広島でも空襲のために疎開する人が多く、原爆が投下される前に祖母と父と叔母たちは祖母の実家である私の今の家である曾祖父と曾祖母の家に疎開していました。祖父だけが一人広島で働いていたのです。

原爆が投下された時、祖父は広島の市街にいたそうですが、目に見えるほどのひどい怪我はありませんでした。祖父が無事だと知った祖母は喜びましたが、後片付けのため祖父はしばらく広島で暮らしました。仕事を辞め、祖母の家に帰ってきた祖父はあまり働かない人でした。周りの人たちはあまり働かない怠け者の男だと噂し、曾祖父や曾祖母ともあまり仲が良くありませんでした。祖母が鶏を飼って卵を売ったり、編み物や裁縫で内職をしたりして父と叔母たちを育てました。幸いなことに曾祖父と曾祖母の家は農家なので、食べるものだけはあったのです。もちろん食べ物は強制的に決められただけのものは政府に出さなければなりませんでしたが、それでも文句を言わなければ町よりも食べ物はあったのです。

私にとっての祖父は影の薄い人でした。よく病院に入院していたからでしょうか。自分ではなかなか動かない人だと思っていました。祖父の思い出は鉄道でした。電車の乗り方などを教えてもらった覚えがあります。逆に言えばあまり思い出のない人でした。祖母は祖父の介護に１０年近く、病院に通い、大変だったと思います。私も時々、介護の手伝いをしましたが、まだ学生であり、祖母の大変さをよく分かってはいませんでした。

私たちが祖父が被爆者であり、祖父の病気が原爆と関係があると認識したのは祖父の亡くなった後でした。祖父は広島のことも被爆のことも自身の口からは一言も話さず、私たちはよく分かっていませんでした。祖父が働かなかったのは被爆のために身体が常に不調であり、働けなかったのです。それと被爆の話をしなかったのは差別があったからでした。そのことを知ったのはＮＨＫ特集で被爆の人の話をしていたからでした。コロナの時にコロナにかかった人やその家族、治療する医者や看護師に差別があったように、被爆者にもそれなりに差別があり、祖父はあまり自分が被爆者であることを公にしたくなかったのです。

恥ずかしい話ですが、そのことが分かったのは祖父が亡くなって何十年もたって、東日本大震災が起きて、福島の原発事故が起き、被爆の話が広くニュースになったからでした。ニュースで言っていた、被爆の影響と祖父の様子が重なってしまいました。祖父はそれなりに生きた人でしたが、一生を被爆のために苦しんだのだと分かりました。祖父が何も言わなかったので家族でもよく分かっていなかったことが多いと思います。

明日、８月６日は広島に原爆が投下された日なので、祖父のために何か仏壇に供えようかと思っています。

以上

元記事を読む...