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今回もちょっとコーヒータイムです。多すぎると言われそうですが、少しお付き合いください。

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私が亡くなった同居家族から引き継いだ家には庭があり、前にアンリ・ルソーの絵に出てくるジャングルのようだと書きましたが、色々な木や植物があります。裏庭には柿木が４本あり、秋に実がなると鳥が来て食べていきます。私ももちろん食べますが、一人では食べきれず、木の上の実は鳥がほとんど食べます。主にカラスだったりします。山鳩もよく来ます。昔猫を飼っていた頃は、猫がよく柿の木に登り下りられなくなって、私が登って下ろしていました(今はとても登れません。昔は身体が軽かったのです)。現在は柿木は２本が年を取り古木になってあまり実をつけず、後の２本に花が咲いて青い小さな実が付いています。柿木は実が付いたからと言って全部が果実になるわけではなく、雨や風で青い実の内に落ちるものもよくあります。少し大きくなると鳥がつついて、わざと傷をつけて、そこを鳥が食べています。柿の実は傷がつくとそこから早く熟すのです。鳥の知恵ですね。人間にとっては迷惑なのですが…。うちの柿はおやつ柿なので、子供がおやつの代わりに食べるための柿です。売り物ではないので、少々傷がついていても食べられれば別にいいのですが…。

後は南天があります。南天の木はのどに良いと言われていますが、南天の白い実は目に良いそうです。ものが見えにくくなると南天の白い実を煎じて飲めばよいそうで、うちの庭には白い実がなる南天の木が一つだけあります。亡くなった同居家族が南天の白い実を全部、根こそぎ取ると翌年は実をつけませんでした。欲張るとダメですね。煎じるときは土鍋などの土でできたもので煎じると良いそうです。

後は花桃の木があります。花を楽しむためのもので、実はならないものなのですが、うちの花桃は白で白い花桃の花びらを煎じて飲むと婦人病に良いそうです。特に生理によく、生理が多くて困っている時に飲めば穏やかになるそうです。残念ながら私は試したことがないので、本当かどうかは分かりません。昔の人からの言い伝えです。私はもっぱら桃の葉っぱを煎じて汗疹(あせも)の薬を作ります。桃だったらなんでもいいのですが、青い葉っぱを取って少し乾燥して、水分を飛ばし、水を葉っぱが浸かるぐらいに入れて弱火で煎じます。冷ましてから葉っぱを絞り、汁を出して、その汁を容器に入れてカビが来ないように冷蔵庫に入れて管理します。ひと夏ぐらいはもちます。お風呂上りにあせもの箇所に直接塗ります。あせもだけでなく吹き出物にも効くと言われていますが、私はあせもしか使ったことがありません。赤ちゃんには桃の葉っぱを入れたお風呂が良いと言われています。桃の葉っぱをネットの洗濯袋に入れてそのお風呂に入れるとあせもが治るそうです。昔はたらいに桃の葉っぱを煎じたお湯を入れて赤ちゃんを入浴させていたそうです。祖母から聞いた話です。

どくだみもありますが、私はどくだみの匂いが嫌いなので、とてもお茶にして飲めません。とぐさが前にはあったのですが、放っておいたらいつの間にか枯れていました。とぐさは竹のように節だけがある葉っぱのない植物で、よく庭の飾りにしているのを見ますが、とぐさを煎じて飲めば体の中の石を溶かして小さくすることが出来るそうです。祖父が体の中に石が出来て、よく飲んでいました。本当に効果があったのかどうかは知りません。これも昔からの言い伝えです。

後はくちなしが今は綺麗に咲いています。アジサイやさつきも咲き始めました。それよりも草がはびこって困っています。雨の季節は草が良く伸びるのです。昔は猫のしっぽ(猫じゃらし)の実を少しつけてカエルを釣って遊んでいました。カエルは動くものを見ると虫と間違えて飛びつくのです。雨の時期はカエルが多く、うちの庭にも結構いて、草をむしっていたらカエルが手に乗ってきました。私は農家の子なのでカエルは平気なのです。蛇はダメですが…。昔、亀をおたまじゃくしやメダカのいる水槽に入れたら亀がおたまじゃくしやメダカをすべて食べました。亀ってのろいイメージがありましたが、結構動きが速い動物なんだとその時思いました。そして獰猛です。

薬屋や病院の薬は水星の担当ですが、煎じ薬は海王星の担当です。海王星は自然や生物も担当するので、海王星が強い現在は漢方薬も見直されています。昔からの言い伝えの民間療法も現在でも役に立つものもあります。漢方薬は効き目は遅いのですが、副作用がないのが良いのです。ただし、煎じ薬や漢方薬はお茶を飲むと効き目が薄くなったり、効かなかったりします。お茶は毒消しですが、同時に薬消しでもあります。麦茶やコーヒーは大丈夫です。葉っぱのお茶がダメなのです。

本格的な蒸し暑い夏が来る前にあせもの薬でも作ろうかなと思っています。

以上

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