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伊能忠敬が生まれた日は延享２年１月１１日で、西暦に直すと１７４５年２月１１日になります。太陽が水瓶座にあり、支える星はありません。それどころか木星と冥王星が重なって太陽を損なっています。生涯に負担があり、大きな挫折を味わいやすい星の位置です。ただし、木星と冥王星が重なるとキングメーカーになりやすく、ある分野では王者になりやすいともいわれています。分かりやすく言えば、織田信長や空海などもこの星の位置を持っていて、現在では自民党や東京都もこの星の位置を持っています。さてこの人の特出すべき星の位置は知性の水星が水瓶座で科学の天王星と重なり、家庭や感情を表す月、火星と土星に支えられているグランドトライン(幸運の大三角)の形になっています。天王星は本来の座である水瓶座で、その力が最大限に出やすく、月の支えは知的な事や科学的な事が好きであり、土星の支えはとても合理的な考えが出来る人であり、数字に強い人だろうと思います。学者に多い星の位置です。火星が水星を支えているので、ビジネスにも強い人だろうと思います。金星が水星と天王星を支えているので、科学的なことがドキドキワクワクして楽しいと思う人です。月が双子座にあるので、好奇心旺盛であり、珍しいものや新しいことに常に関心を持ちやすく、とても本が好きな人ではないかと思います。水の星である海王星が木星と冥王星に支えられているので、海や川などの水の関係から利益が得られやすいところがありますが、海王星を火星が損なっているので、トラブルも多かったのではないかと思います。かなり頑固な人で、物事に凝りやすいところがあります。それと木星と海王星の星の位置はボランティア精神が旺盛なところもあります。理想に突き進む人ですが、かなり障害が大きかったのではないかと思います。余談ですが、金星が火星と土星に損なわれているので、かなり世知辛いところがあり、バケツに穴の開いたようにお金を使っていたのではないかと思います。特に金星が支える水星が表す本や情報、天王星の表す科学やハイテクのために。

 

この人が隠居した年は重圧と試練の土星がこの人の太陽を損なっていたので、隠居することに反対する人も多かったのではないかと思います。ただし、冥王星がこの人の太陽に重なっていたので、水瓶座の意味である宇宙や未来的なもの、科学的なものに対する関心を押さえられないところがあったのではないかと思います。

 

地図を作り始めた１８００年は木星が双子座にあり、感情的にはやる気満々でしたが、土星が獅子座にあり、苦労が多かったのではないかと思います。

 

この人が死亡する文化１５年４月１３日(西暦では１８１８年５月１７日)はこの人の月に水星と金星が重なっているので、知的な楽しみは満足しましたが、土星がこの人の月を損なっているので、それでもまだ、不満があるといった感情があります。天王星と海王星がこの人の太陽を支えているので、この人生でやるべきことはやったと言ったところでしょうか。

 

この人の天文学の師匠である高橋至時は明和元年１１月３０日(西暦では１７６４年１２月２２日)生まれなので、山羊座の太陽に水星、冥王星が重なり、火星と海王星に支えられています。この人もある意味天才です。分析力がずば抜けていて、カリスマ的なところがあります。月が射手座にあり、科学の星である天王星を支えているので、科学的な事、天文学などが好きだったと思います。バイタリティーに溢れ、かなり野心的なところがありました。伊能忠敬がこの人に入門した時は、ちょうど木星が山羊座にある時で、この人は注目されて、期待されていたと思います。伊能忠敬とこの人の相性は、はっきり言って悪いです。この人が身分が上であり、年も離れていたのはある意味良かったのではないかと思います。伊能にとってはかなり上から目線できついことを言う人だろうと思います。その上にお互いの土星がお互いの太陽を損なっています。時間が経つほど徐々にお互いが重荷になりやすい関係です。この人といた時期が少なかったのはお互いのために良かったと思います。お互いに相手の悪い一面を見ないで済んだのではないかと思います。ただ一つ、伊能忠敬にとって良かったのはこの人の天王星が忠敬の太陽を支えていたところです。科学的な事では恩恵を受けやすく、自由にやらせてくれたところです。もし忠敬が趣味ではなく正式に仕事としてこの人の部下として働いていたらお互いにかなり冷たい関係になったと思います。離れていた方がお互いのためになる関係です。

 

あくまでも星の位置だけのものです。

以上が星占い師としての私の意見です。