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今回はいつもと趣向を変えて星占いで親子鑑定をするやり方を書いてみようと思います。例として徳川家光(３代将軍)を中心に見てみようと思います。あくまでも星占いで見るやり方です。

星占いで親子鑑定をするには本人の星の位置で始まりの星座(アセンダントの星座)これは生まれた時間が分からないと出せないので、今回はパスします。それと太陽と月の星座で見ます。普通は両親のどちらかの太陽かあるいは月の同じ星座かもしくは同じエレメンツ(火、風、水、土)が同じになることが多く、両親のどちらの太陽か月、あるいはアセンダントの星座、もしくは同じエレメンツでない場合は祖父母まで見ます。それでも全く違う場合は、あるいは父親か母親が違うこともあります。

複雑な家庭環境で育った徳川家光ですが、彼の太陽は獅子座にあり、月は魚座にあります。余談ですが、この２つの星座は一人でいるのが寂しい星座として有名です。人にかまって欲しい星座です。両親にかまってもらえなかったのはかなり辛かったと思います。

さて、父親である徳川秀忠は太陽が牡牛座で月が蟹座(午後４時ぐらいまで蟹座にあります)にあります。家光の月がある魚座は水の星座であり、秀忠の月も水の星座である蟹座にあるので、二人は親子だろうと思います。

母親のお江(崇源院)は天正元年の８月の生まれなのですが、日にちまでは分かっていません。天正元年の８月は西暦(グレゴリオ暦)にすると、旧暦の８月１日が西暦で９月７日になり、旧暦の８月２９日が西暦で１０月５日になります。(旧暦では１ヶ月が３０日か２９日しかありません)つまり太陽が乙女座か天秤座になります。乙女座が地の星座で、天秤座が風の星座なので、家光の太陽にも月にも合いません。日にちが分かれば月の位置が出せるのでよいのですが、残念ながら分かりません。

なので家光の同母の弟である徳川秀長(国松)を見てみると(慶長１１年６月１日と言われているので西暦にすると１６０６年７月５日になります)太陽も月も蟹座にあります。つまり父親である秀忠の月と同じ星座に太陽も月もあることになります。

うーん…。この弟を母親のお江はかわいがっていたので、お江の太陽の星座は天秤座より乙女座なのではないかと思います。蟹座に相性が良いのは天秤座より乙女座なので、そう思うのですが、お江の叔父である織田信長も太陽が蟹座の生まれなので、もしかするとお江の月も水の星座にあるのかもしれません。もちろんただの推測です。

家光と仲の良かった異母兄弟の保科正之を見てみると太陽が双子座で、月が乙女座にあります。父親の秀忠が太陽が牡牛座なので地の星座なのです。正之の月も乙女座なので地の星座なのです。つまりこの二人も親子だと言えます。ついでに言えば、徳川家康の太陽が水瓶座(風の星座)にあり、月が山羊座(地の星座)なので、双子座(風の星座)に太陽を持つ正之は祖父の家康に似たところがあったのではないかと思います。もちろん正之の母親の誕生日も分かっていないので何とも言えないのですが…。

家光の太陽がある獅子座は火の星座なので、父親の秀忠より母親から出ているとも考えられます。もちろん秀忠の母親の誕生日も分かっていないので何とも言えませんが…。

春日局が母親ではないかという説もあります。残念ながら春日局の誕生日が分からないので何とも言えませんが、もしも、春日局の太陽がもしくは月が火の星座なら可能性としては考えられます。もしもの話です。

もちろん家族関係の仲の良し悪しは太陽と月だけでは決められません。他の星も重要で、木星が重なっているか支えに入っていれば、かなり仲が良くなります。木星の方が尽くす相性です。土星の支えも仲が良くなる相性です。反対に土星が太陽や月に重なるかもしくは太陽や月を損なっていれば、仲が冷たくなりやすく、太陽や月の方が不満や反感を持ちやすくなります。この関係は家光とお江で、お江の土星は蠍座にあり、家光の太陽を損なっていました。木星が太陽や月を損なっているのもやはり負担を感じやすい相性です。血の繋がった親子であってもです。それとトラブルの火星が太陽や月に重なっていたり、損なっている場合も仲が良くありません。他の星が支えに入っている場合は別ですが、そうでなければ、火星は太陽や月の方を怒らせやすく傷つけやすいところがあります。これも家光とお江の関係で、お江の火星が家光の太陽に重なっています。お江はかなり家光に男らしく強くたくましいことを強要していたのではないかと思います。

以上が星占い師としての私の意見です。

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