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2021.03.19

星占い師の占いレポート 2021 ~その34~ エリスを考える

今回はいつもと趣向を変えて、準惑星であるエリスを考えてみたいと思います。エリスは2003年10月に発見された惑星で、エリスが発見されたために冥王星が準惑星に降格されました。公転周期は557年で約100年近く一つの星座に入っています。現在は牡羊座の24度にありますが、現在、生きている人はほとんどが牡羊座にエリスを持っています。

 

星占いでは最近エリスの影響を考え始めているところで、エリスとは不和と争いの女神です。結婚式の招待状をもらえなかったことに不満を持ったエリスが『最も美しい女神へ』と言って黄金のリンゴを結婚式の式場へ放り込み、アテネ、ヘラ、アフロディーテが争い、その結果トロイア戦争が起きました。なので、星占いでのエリスの意味も不和と争いの星になっています。平和なところにあえて争いを起こす、だけれども今までそれでいいと思っていたことが、本当にそれでいいのか、いった議論を起こしやすく、我慢していた人が争いになっても意見を言い出す。それで悪くすると戦いになる。だけれども一面で、私が我慢することで平和が保たれる、それは当たり前の事ではないと主張し始める。不満を言い始める。それで不和や争いになる。それでもその結果他の人たちがその人が不満を持っていることが分かる。エリスと他の星とのコンタクトで、激しいことが起きる。と言われています。

 

今までは私はエリスを星占いに入れていませんでした。どんなことが起きるかよく分からなかったからです。エリスは新しい星なので、星占いでもまだまだ研究しているところです。それでもちょこちょこ見かけるようになりました。古い占星天文暦には載っておらず、星占いの専門書でもなかなかありません。

 

なぜ、今エリスの話をしているのかと言えば、新型コロナのせいです。去年2020年は山羊座に木星、土星、冥王星が入っていました。冥王星は動きが遅い星なので、現在でも山羊座の終わりの方にあります。2024年までは山羊座に入っています。それがどうした、いう人もいるでしょう。私は前に2020年は中国で騒乱が起こり、その影響で不況になると書いたことがあります。なぜそう書いたかと言えば、現在の中国が建国した日では、中国国民を表す月が木星と重なって山羊座の終わりの方にあるからです。現在はその上に冥王星が重なっていますが、去年は木星、土星も重なり、戦いの火星が夏ぐらいからエリスと重なり、木星、土星、冥王星を損なっていました。去年の後半は新型コロナが猛威を振るったと思います。私が考えていた以上の影響でした。冥王星は原発や地震、マグマの動き、汚染、ゴミ、ウイルス、アレルギーなどいろいろな意味がありますが、それが社会の両輪である木星と土星が重なることで、社会的な不和が起き、いろいろな争いがおこり、議論が起きました。今まで議論にならなかったことが話題になり目立つようになりました。女性の雇用状況の悪さ、学校教育の問題、人々が家で過ごす時間が多くなり、初めて気が付いたこと。当たり前と思っていたことが実は当たり前ではなかったのです。

 

現在の日本のホロスコープではエリスは牡羊座の初めの方にあり、外交の場所に入っている天秤座の海王星と貿易の場所に入っている日本の太陽を損なっています。現在の日本の誕生日は平和憲法が国会で成立した日が誕生日です。エリスは最初のハウスに入っていて、土星と冥王星を支えています。これは自衛隊と天皇制を表しています。それに対して、いつも議論がある。平和憲法はアメリカから押し付けられた憲法だから変えなければならない。もっと軍隊を強化するべきなど議論もあります。天皇制についてもいろいろな議論があります。それは現在の平和な日本が誕生した時からの強固な不満でした。

 

大日本帝国ではエリスは戦いの火星と魚座で重なり、国民生活を表す月を損なっていました。火星は軍の星であり、戦いで問題が解決できると思っていた。その代わり国民生活は苦しいものになった。いう苦い経験があります。平和は当たり前ではないのです。

 

現在のエリスは冥王星と共に日本の水星、キーロン、食料(農業、畜産、水産関係も含む)を表すセレスを損なっています。水星は通信、流通、交通、教育、知的なもの全般、医療関係全般、事務、インフラ関係、小売り、商売を表しています。キーロンは癒しの星であり、クリーンな星です。セレスは農業、畜産、水産関係、食べ物に関するもの全般を表しています。それに対する問題、不満が起きやすく、議論が起きやすい状況です。場合によっては争いも起きやすいところがあります。

 

さて中国と対立しているアメリカには山羊座にエリスがあり、アメリカの経済を表す金星、木星、アメリカの太陽、投資や株、為替などの投機の場所にある土星を損なってアメリカの貿易の場所に入っています。貿易に対する感情的ともいえる反応はもしかするとエリスのせいかもしれません。それとお金持ちに対する妬みもあります。そしてそのエリスは日本や中国の太陽も損なっています。

 

国の話ばかりでは良く分からないという人もいるかと思いますので、長くなりますが、歴史上の人物を少し取り上げようかなと思います。

 

悲劇の王妃と言われたフランス最後の王妃マリー・アントワネットのホロスコープを見てみると彼女の使用人や下のものを表す第6ハウスに冥王星とエリスが重なって入り、彼女の目立つところにある第10ハウスの天王星を損なっています。彼女は下のものに妬まれて、革命に巻き込まれたと読めます。ただし、彼女の感情や家庭を表す月と海王星はエリスと冥王星を支えています。彼女は下の者が眉を顰めるようなことが好きで、自分から下の者の不評を買っていたのかもしれません。例えば、度を過ぎた贅沢とか行いとか…。彼女の夫であるルイ16世は冥王星とエリスが重なり、戦いの星である火星を損なっています。冥王星と火星は度数がズレているので良く分からなかったのですが、不和と争いの星であるエリスが中に入っています。そして冥王星とエリスは王妃同様にルイ16世の天王星も損なっています。

 

殿中刃傷事件で有名な吉良上野介はちょうど事件があった時にまさに太陽の上にエリスが重なっていました。討ち入りに入られた時も太陽の上にエリスがあり、火星、木星に損なわれていました。大石内蔵助の太陽に対して、エリスが支える位置にありました。赤穂事件はまさにエリスが引き起こした事件なのかもしれません。

 

空海(弘法大師)のエリスは魚座の初めの方にあります。超人である彼が不満や妬み、反感を持っていたのは誰でしょう?平安京の太陽は射手座の初めにあり、土星は双子座の初めにあります。空海が不満や反感を持っていたのは平安京であり、その古い体質や考え方、あるいは組織の在り方でした。彼が開いた高野山はエリスに対して大衆を表す月、戦いの火星、宗教の海王星が重なりエリスを支えています。彼は自分の不満や妬み、反感を宗教を大衆に広めることで戦ったのではないかと思います。どうでしょう?

 

長くなりました。星占いに興味のない人には面白くない話だったかもしれません。

 

あくまでも星の位置だけのものです。

以上が星占い師としての私の意見です。

 

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